2009/02/22

不完全性定理 ゲーデル


 コンピューターは人間を越えるのか、という点で期待と不安を子供のときから持っていたが、最近読んだコンピュータ入門本にその解があった。 ゲーデルの不完全性定理と呼ばれるもので、「計算不能の関数は、可能な関数よりも多い。 コンピュータは計算可能な関数しか扱えないところに限界がある」ということが判った。 この定理は論理学、哲学にも入っていく、相当深いものでとても私には正確に理解できない。 が、おそらく「自分自身の矛盾を数学では証明できない。」ということで、ひらたく言うと「数学で証明できないことがある。」と言っているように思える。 特にある次元の問題を解くにはひとつ上の次元から俯瞰しないと解けない。 これは曲解かも知れないが、「数学で商売は測れない。」と受け取れば、MBAで学んだ数学的に全てを評価する手法だけでビジネスを語ると飛んでもないことになる・・と言えないだろうか。

 ゲーデルはチェコ出身の数学者。 中央ヨーロッパは数学者や物理学者などに業績を残す天才の産地のようだ。