2014/09/28

絶対に赤字を出さない

先日お亡くなりになった外資系企業会長職の方が、かつて仰っていた。
社長に全ての権限を渡し、運営を任せている。

赤字にしない限り文句は言わない。
但し、一度でも赤字にしたら辞めてもらう。
「そう社長には言っているのだよ。」
にっこりと笑いながら語るその方には凄みを感じた。

事業が順調なので、「そうとうヘマをやらない限り、赤字になるはずが無い」と言うハッキリした読みもあったようである。

とはいえ、覚悟、腹の座った一言だった。


経営トップの役割とは?

 或る外資系企業トップの言葉。
「カントリーマネージャーの役割とは、圧倒的に安全とコンプライアンスにある。」
これは会社のアセットを守ると言うこと。

 会社のブランドが、内的要因・外的要因にかかわらず、一度ダメージを受けるとその経済的な損失は計り知れない。そうならないように、不断の警戒を行い、同時に万が一の事態に備えるのが「社長」の役割。
アンバサダーとしての役割は無論有るものの、それは全体の10%も占めないように思う。