2009/11/22

漁師町リスト (日経新聞から)


 日本を恋しく感じるのは、キリッと冷えた日本酒と新鮮な魚を前にしたときだろう。 しかも獲りたてならなおよし。 ということでまだ行っていないけど、ここに行かずして死ねない「専門家が選ぶ冬こそ行きたい漁師町ベスト10」。 2009年11月21日の日経土曜版に出ていたのでノートしておく。

1) 氷見(ひみ) 富山県氷見市
 寒ブリが有名。 北海道から南下するらしいが、横浜の魚屋でも売っているワラサとかイナダが、北海道を回ってブリになるのだろうか? ブリしゃぶというのは聞いたことがあるが、よほど鮮度が良くないと駄目なのだろう。 獲りたてを氷水で仮死状態にしたまま漁港に運ぶのだそうだ。 富山は酒も旨いところ。 最高だね。 

2) 境港(さかいみなと) 鳥取県境港市
 2003年に山陰を旅行したときに近くまで行った。 冬は寒いところ。 ゲゲゲの鬼太郎のふるさと。 ここは松葉ガニが名物。 

3) 安乗(あのり) 三重県志摩町
 伊勢エビだろうと思ったら、意外なことに天然とらふぐのスポットらしい。 身を傷つけないように船上で入札するそうである。 ・・・なるほどこれならさぞかし旨いだろう。

4) 勝浦 千葉県勝浦市
 横浜の魚屋に良く並ぶキンメダイはここから出荷される。 これも冬が旬だそう。

5) 浜坂 兵庫県新温泉町
 松葉ガニと温泉のセットで、うれしさダブル。

6) 呼子 佐賀県唐津市
 30年ほど前に唐津に行く途中のドライブイン的な料理屋で食べたイカの生き造りはいまだに頭から離れない。 透き通った身、点滅する小さな黒い斑点。 あのとき確かドライバーだったので酒が飲めなかったのがいまでも恨めしい。 その後何箇所かのレストランで生き造りを食べたのだが、いまだ呼子のカンゲキは呼び戻せない。

7) 塩釜 宮城県塩釜市
 生マグロの水揚げ基地。 東北は憧れの地。 ここで三陸沖の近海魚がなんでもそろう。
人口当たりの寿司屋の数は日本一。 ちかくに景勝地松島がある。 酒も旨そうだし、最高の贅沢ができそう。

8) 平潟(ひらかた) 茨城県北茨城市
 30年以上前に福岡で祖母が出身地の福島の親戚からドーンと送ってきたアンコウを、お手伝いさんと一緒にさばいてくれたあの味が忘れられない。 アンコウの肝とみそを溶かした汁が旨くて仕方なかったが、「どぶ汁」と平潟では呼ぶらしい。

9) 厚岸(あつけし) 北海道厚岸町
 カキが旨いらしい。

10) 那珂湊(なかみなと) 茨城県ひたちなか市
 ここもアンコウ。

 こうやってリストを作りながら、本当に口の中に涎があふれてきた。 あー、行ってみたい。