2009/03/03

国際交流会館

 2月に横浜留学生会館の交流イベントに参加した。 中国語と英語の交流会に参加して、それぞれ中国からの留学生、及び世界各国の留学生と2時間程度のおしゃべりを楽しんだ。 
 日本人は白人コンプレックスがあり、アジア人を見下すようなところがあるので、中国や東南アジアから来た留学生は苦労しているのではないか、何か助けて上げられることはないかと思って参加してみたのだが、みな明るく、前向きで立派な若者なのに関心してしまった。 いつも思うが若い留学生は優秀である。 特にこういう公共施設に入れる学生らは国から選抜されて来日し、日本でも名の有る大学に通っている人達が多い。 上海から来た中国の女学生などは日本人より日本語が上手で、しかも午後の英語の交流会にも参加して流暢な英語を話していたのでビックリした。 

 この会館は留学生寮にもなっていて、一ヶ月2万円程度の寮費だそうである。 さすがにこれだけ安いところはなかなか無いので、人気も高い。 だからここに入れない圧倒的多数の学生は、世界不況と円高のせいで生活も厳しい。 そのため学業どころではなく、お金のために悪い道に入ってしまうケースも多いと聞く。 彼らはいづれ母国に帰ってその国をしょって立つ人材に育っていく。 彼らの日本に対するイメージはそのまま日本の将来の国益に跳ね返ってくる。 そう考えると、もっともっと彼らをサポートする政策を国として採っていくべきだろう。 われわれ市民も、出来ることをするべきだし、自治体もそれを後押しできるように留学生の実情を伝え、交流をもっともっと促進するべきだと思う。