死後相続でも、生前相続でも税金が掛かる。 いっそ生きているうちの贈与は税金をただにしてはどうか、と言うもの。 少しひがみ根性で言うと、確かにお金持ちが考えそうな案だと言える。 一方、冷静に考えると、かなりの妙案である。 実は中高年の貯金額は数百兆円に上るとされている。 なぜ使わないかというと老後の心配だからだ。 本質的には医療、年金などの不安が解消されないと本当の意味での内需は増えない。 が、高所得者、資産家の悩みはその相続税の高さとも言える。 相続税は、社会一般への富の再分配として必要だと考える。 だから相続税は手をつけなくてもまだいい。 一方で生前分与を無税とすれば、直ぐに消費に回せるお金が世の中に出てくるだろう。 もともと死後に払う予定だった税金が減ることになるが、少なくとも直近の税収は減らない。 一方で数兆円単位の景気刺激が出来てしまう。 勿論、生前分与が長期資産の金(きん)とか土地とかでなく、減価償却するもの、例えば住宅、車等の「購入」に使われるよう税制上の工夫をするのは当然だが。
2009/03/03
生前分与免税 (不況下の景気対策)
2008年後半から始まった世界不況は100年に1度と言われるが、日本の景気もひどい状況に陥りつつある。 それに対する私案のひとつとして、先月まで日経新聞の私の履歴書を執筆していた、ある大手コーヒーチェーンの創業者が面白いことを書いていた。
国際交流会館
2月に横浜留学生会館の交流イベントに参加した。 中国語と英語の交流会に参加して、それぞれ中国からの留学生、及び世界各国の留学生と2時間程度のおしゃべりを楽しんだ。 
日本人は白人コンプレックスがあり、アジア人を見下すようなところがあるので、中国や東南アジアから来た留学生は苦労しているのではないか、何か助けて上げられることはないかと思って参加してみたのだが、みな明るく、前向きで立派な若者なのに関心してしまった。 いつも思うが若い留学生は優秀である。 特にこういう公共施設に入れる学生らは国から選抜されて来日し、日本でも名の有る大学に通っている人達が多い。 上海から来た中国の女学生などは日本人より日本語が上手で、しかも午後の英語の交流会にも参加して流暢な英語を話していたのでビックリした。

この会館は留学生寮にもなっていて、一ヶ月2万円程度の寮費だそうである。 さすがにこれだけ安いところはなかなか無いので、人気も高い。 だからここに入れない圧倒的多数の学生は、世界不況と円高のせいで生活も厳しい。 そのため学業どころではなく、お金のために悪い道に入ってしまうケースも多いと聞く。 彼らはいづれ母国に帰ってその国をしょって立つ人材に育っていく。 彼らの日本に対するイメージはそのまま日本の将来の国益に跳ね返ってくる。 そう考えると、もっともっと彼らをサポートする政策を国として採っていくべきだろう。 われわれ市民も、出来ることをするべきだし、自治体もそれを後押しできるように留学生の実情を伝え、交流をもっともっと促進するべきだと思う。
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