実際に自分の家計簿がこんな具合だったら卒倒するだろう。 何しろ給与とほぼ同額を借りてきている。 子供や親戚から借りている訳だが、よく貸してくれるものだ。 証文を乱発しているからなせる業。 お金持ちだと思われてしまっているから通用している。 ところが実際は借金が7000万円ある。 給料の17倍である。
31歳のときにローンを組んでマイホームを買ったが、確か35年ローンだったと記憶する。 借金額は年収の6-7倍だったろうか。 それでも返却に大変な重圧を感じたものだった。
支出も問題。 ローンの返済(実際は金利分を払っているだけ)と、通院費や親の介護で併せて480万円だから、給料を上回ってしまう。 自分自身の生活費は250万円のみ。 仕送りもしないといけない。 気が遠くなるとはこのことだろう。
さらにまずいのは、一家の大黒柱は20代30代の、これから収入も増える世代ではないことである。50代60代で、今後収入は減る上に、自分自身の介護費用も考えないといけない。 悪くなるばかり。
実際の家計と唯一違うのは、この一家の大黒柱は死なないということである。 収入は減るが、なくなることはない。 ただ先細りなのは明らかなので、通常の神経であれば、収入を増やす道を考えるとともに、支出を切り詰めようと思うだろう。
この現実を直視しないと、大変なことになる。
収入の部 | 万円 | 支出の部 | 万円 |
給与 | 420 | 生活費 | 250 |
借金他 | 310 | 医療・介護費 | 480 |
計 | 730 | 計 | 730 |
ローン残高 | 7000 |