新興国が力をつけるとそれを恐れた先進国との諍いが起こること。
その一つが第一次世界大戦と言う。
パックスブリタニカを謳歌するイギリスと、
新興国プロセイン(ドイツ)との戦いがそれ。
更に第二次世界大戦も同様。もっとも、これは欧州の覇権、アジアの覇権の二つが同時に争いごとの元になっているので、複合的な戦争といえる。
もともとツキジデスが例示したのは、紀元前6世紀頃の古代ギリシャにおいて、陸軍国家として最強、かつペロポネソス同盟の盟主であったスパルタが、急激に海洋国家として台頭してきたアテネに対して、畏怖を感じ、軍事力を行使し戦争に繋がった歴史的事実である。結果としてアテネはギリシャの覇権を握り、スパルタは滅亡への道を進む。
いま正に米中貿易摩擦が起きようとしているが(2014年現在)、このツキジデスの罠にハマろうとしているのかも知れない。
いや、あるいはこれは罠ではなく、theory定理なのかも知れない。
そう考えると将来恐ろしいことが起こるのかも知れず、我々も先々を見通して先手先手で対応策を考えていかねばならない。
He coined the phrase Thucydides Trap where a rising power causes fear in an established power which escalates toward war. Thucydides wrote: "What made war inevitable was the growth of Athenian power and the fear which this caused in Sparta." =Wikipedia英語版より
新興国プロセイン(ドイツ)との戦いがそれ。
更に第二次世界大戦も同様。もっとも、これは欧州の覇権、アジアの覇権の二つが同時に争いごとの元になっているので、複合的な戦争といえる。
もともとツキジデスが例示したのは、紀元前6世紀頃の古代ギリシャにおいて、陸軍国家として最強、かつペロポネソス同盟の盟主であったスパルタが、急激に海洋国家として台頭してきたアテネに対して、畏怖を感じ、軍事力を行使し戦争に繋がった歴史的事実である。結果としてアテネはギリシャの覇権を握り、スパルタは滅亡への道を進む。
いま正に米中貿易摩擦が起きようとしているが(2014年現在)、このツキジデスの罠にハマろうとしているのかも知れない。
いや、あるいはこれは罠ではなく、theory定理なのかも知れない。
そう考えると将来恐ろしいことが起こるのかも知れず、我々も先々を見通して先手先手で対応策を考えていかねばならない。
He coined the phrase Thucydides Trap where a rising power causes fear in an established power which escalates toward war. Thucydides wrote: "What made war inevitable was the growth of Athenian power and the fear which this caused in Sparta." =Wikipedia英語版より